養生帯の着想は民間療法のこんにゃく湿布!

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こんにゃく湿布を具現化した養生帯

著書『自然療法』で知られる東城百合子さんは、日本に伝わる民間療法のこんにゃく湿布を、全身の代謝を助ける養生法として紹介しています。
 
こんにゃく湿布では、肝臓と腎臓、丹田(たんでん)を温め、脾臓を冷やします。
肝臓と腎臓は体内の毒素を出し、新陳代謝を助ける働きがあるので、この臓器を温めてその働きをよくすると、全身の内臓の働きがよくなるという考え方です。
脾臓は、ほかの病気の影響を受けやすく、身体の中に病気があると腫れて大きくなるので冷やします。
丹田はヘソ下5~9cm程度のところにあるツボで、東洋医学や日本の武術などで重要視されます。ここが弱ると免疫力も低下し、病気になりやすくなるとされています。また小腸と大腸、女性の子宮がある場所です。

こんにゃく湿布の方法(詳細は東城百合子さんの著書参照)

 

  1. こんにゃく2枚を10分程熱湯でゆで、1枚づつタオルで包む。
  2. 仰向けに横たわり、肝臓と丹田の位置にこんにゃくを乗せて30分温める。
  3. うつ伏せになり、左右の腎臓の位置にこんにゃくを乗せて30分温める。
  4. 左脇の脾臓の位置に氷水でぬらして絞ったタオルをあて10分冷やす。

こんにゃく湿布は日常的に行うにはハードルが高い…

 

コンニャク湿布を具現化して「養生帯」を作りました!

  1. 立っていても、座っていても、寝ていても、動きながらでも養生できる。
  2. コンニャクの代わりに、電子レンジ対応の温熱パッドを使う。
  3. 同時に温めることができるので、30分で終了。

養生帯の使い方

用意するもの

 

  1. 養生帯 大小 各1枚
  2. あずきのチカラおなか用 2~4個(別売り)
    肝・腎・丹田を同時に温めるには4個必要
  3. 保冷剤(食品に使う小さめのもの) 1個

使い方

 

  1. あずきのチカラを温める。
    1個が電子レンジ600Wで50秒
  2. 温めたあずきのチカラをイラストを参考に帯に入れ、肝臓、腎臓、丹田の位置にあてて巻く。
  3. 20~30分温め、帯を外す。
  4. 帯小に保冷剤を入れ、左脇の脾臓の位置にあて10分冷やして、終了。

養生帯はこんな時にもおすすめ

  • 更年期で身体が重だるく動けない時
  • 体調が悪くても、疲れていても、家事をしないといけない時
  • 身体を動かすことが不自由で冷える時

注意事項

  • 温めすぎると臓器の負担になるため適度に温めましょう。
  • 食間の空腹時に行いましょう。
  • 1ヶ所でも効果があります。
  • 電子レンジが使えない時は、こんにゃくや湯たんぽなどを入れることができます。